返戻率・元本割れとは?

学資保険を比較・検討していると、「返戻率」や「元本割れ」など、普段聞き慣れない言葉が出てきます。言葉の意味が分からないまま、なんとなく加入したりしていませんか?

学資保険に限らず、保険には、読み方や見た目だけで難しそうな印象を受ける言葉がありますが、実はとても簡単な言葉ですので、それぞれの言葉の意味を十分に理解をしてから、学資保険を比較・検討するようにしていきましょう。

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返戻率とは?

学資保険は、毎月保険料を支払い、ある決まった時期に満期金(満期祝い金)としてお金を受け取る仕組みになっていますが、支払った保険料の総額に対して、受け取る保険金額がいくらの割合になるのかを表したものが「返戻率(へんれいりつ)」です。(戻り率とも呼ばれます。)

つまり、支払保険料総額を上回る保険金額(祝い金額)となった場合には、返戻率が100%以上になり、逆に、支払保険料総額を下回る保険金額(祝い金額)となった場合には、返戻率が100%未満になります。

上回る場合、下回る場合の割合(パーセンテージ)を「返戻率」と呼び、返戻率が高ければ高いほど、プラスで受け取る金額も多くなります。

元本割れとは?

元本を割るというのは、支払総額に対して受け取り金額を下回る事をいい、返戻率が100%未満になることを言います。

簡単に言えば、100万円を保険料として支払い、受け取る満期金額が90万円となった場合のことを言います。

では、なぜお金を貯めるための学資保険で、元本割れをしてしまうのかというと、医療保障や死亡保障がセットになった「保障重視型」の学資保険の場合に起こりやすくなります。

貯蓄部分の保険料と、保障部分の保険料から構成される「保障重視型の学資保険」ですから、実際には貯蓄部分の保険料が元本を割れているかどうかで判断することが必要ですが、なかなかそうもいきません。

実際に支払った金額が、他の保障の有無に関係なく、多く受け取れる学資保険を選択することができれば、家族にとっても子どもにとっても良い学資保険となりますので、加入前には必ず複数の保険会社で比較し、検討することが大事です。


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