学資保険の選び方・比較ポイント
学資保険は、選び方や比較のポイントが分からなければ上手に加入することができません。後になって失敗したと後悔しないためにも、ポイントをしっかりと理解して、自分に合った学資保険を選ぶようにしましょう。
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満期保険金をいくらにするか
まず、学資保険に加入する際に考えなければいけないのが、満期保険金をいくらに設定するかという事です。
大学入学時点から考えて、卒業するまでにかかる授業料、生活費、家賃の仕送りなどを含めると、約1,000万円かかるといわれています。
その全額を学資保険で準備しようとすると、毎月46,000円を保険料として支払わなくてはなりませんので、家計にかかる負担も大きくなります。
しかし、初年度の入学金と授業料のみを準備しようと考えるのであれば、国立文系の場合で4年間で200万円程度となりますので、200万円の学資年金でもまかなえることになります。
教育資金のうち、どこまでの範囲を学資保険で準備するのかをしっかりと検討して、決めておく事が必要です。
保障重視型、貯蓄重視型のどちらにするか
学資保険には、大きく分けて「保障重視型」と「貯蓄重視型」の2種類があります。
保障重視型の場合には、教育資金準備のほか、子供の入院や死亡保障までカバーできますが、元本割れしてしまう事が多くなります。
それとは逆に、貯蓄重視型の場合には、子供の入院や死亡保障が少ない事から、元本割れすることが少なく、場合によっては大きな利子で満期金を受け取る事ができます。
あくまでも教育資金の積立のみを目的とするのか、あるいは万一に備えた保障もひとつの保険でまかないたいのかを考えた上で、返戻率を比較しながら決める必要があります。
保険会社の格付けを比較
学資保険は、18年という長い時間をかけて教育資金を準備するための保険ですから、信頼できる保険会社を選ぶことが大切です。
名前をよく聞く保険会社だからとか、CMをよく流している保険会社だからという事で判断してはいけません。しっかりと保険会社の財務内容などを確認し、将来に向けて安心して任せられるかという点も確認してください。
その際に、「ソルベンシーマージン比率」や「財務格付け」などを各保険会社が発表していますので、それを参考にするとよいでしょう。
【ソルベンシーマージン比率】
突発的災害や事故により、死亡保険金などを支払う余力がどの程度あるのかを表した数値。一般的には200%以上であれば問題ないとされています。
【財務格付け】
第三者機関(格付け機関)により、保険会社の財務能力などを総合的に判断し、格付けをした評価。C~AAAで格付けされ、BBB~AAAであれば問題がないとされています。
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