「育英年金」つける?つけない?

学資保険には育英年金という特約があります。これは、親(契約者)が亡くなったり重度の障害を負った場合、満期になるまでの間、毎年一定額が年金として支払われるというものです。

基本的には払込免除特約とセットになっているケースが多いため、「万一のことがあった時から保険料の支払が免除される上に、毎年年金が支払われる」という説明を受ければ、なんとなくお得な特約のように思えるかもしれませんが、その分保険料は割高になりますのでじっくりと考える必要があります。

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65歳までの死亡割合は100人中3人程度

死亡すると育英年金が支給され、残された家族が安心できるといいますが、実際には65歳までに亡くなる人の割合は、100人中3人と言われています。

つまり、大半の人は退職をし、年金を受け取るようになってから死亡する確率の方が高いのです。

あくまで可能性や確立の話ですので、「いや、私は10年後に死ぬかもしれない」と心配しているのであれば、育英年金を付帯することもいけないわけではありません。

しかし、実際にはほとんどの人が育英年金特約に該当することなく、満期金を受け取っています。

育英年金特約はあるに越したことはありませんが、保険料が高額になり元本割れをするリスクが非常に高くなりますので、必ず支払総額と受取総額の差額を計算してから考えましょう。

祖父母が契約者の場合には育英年金は付帯できません

孫の入学などに備えるために、祖父母が契約者となって学資保険に加入するケースがありますが、祖父母が契約者の場合は育英年金特約を付帯することができません。

これは、親よりも死亡リスクが高いという事もありますが、万が一祖父母が亡くなった場合でも、その契約を親が引継ぐか、解約をするという選択ができるためです。

育英年金特約は親が契約した場合に限られますので、申し込みの際には注意が必要です。


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