学資保険の特約は必要?
保険というと、色々な特約が付いているというイメージがありますが、学資保険にも様々な特約があります。
しかし、学資保険は教育資金を貯めることを目的とする場合が多いので、あれこれと心配して特約を付けたくなる気持ちは分かりますが、「何が何でもひとつの保険で貯蓄と保障の両方を充実させたい!」と思わない限り、学資保険は教育資金準備のためと割り切って加入し、必要であれば医療保険や共済保険などで保障の部分をカバーする方法を検討することをおすすめします。
特約をつけた分だけ元本割れを起こしますので、付帯する場合でも最低限の特約だけにしておきましょう。
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契約者に万一のときの保険料払込免除特約
学資保険は、親が契約者となって子どもにかける保険ですが、契約者に万一のことがあった場合に保険料が支払えず、継続できなくなるケースがあります。
そういった場合を想定して、学資保険には保険料の払込免除特約というものがあります。
この払込免除特約は、契約者が亡くなったり重度の障害を負った場合、その時点から保険料の払込が免除されるという仕組みの特約です。満期金や祝金は契約通りに支給されますので、残された遺族の負担も少なくなります。
ただし、契約者が親であることが条件になりますので、祖父母が孫に学資保険を掛けている場合には適用されません。
親の死亡保障としても考えることができますので、家族の相対的な死亡保障を減らす事ができるというメリットも生まれます。
やみくもな特約付加は失敗のもと
医療保障や死亡保障、払込免除特約など、学資保険にありとあらゆる特約を付けたいという親心も分からなくはありませんが、子どもが亡くなることを前提に加入する人はいません。
また、学資保険は18歳で満期を迎えますので、それ以降の保障が無くなってしまうというリスクもあります。保障の準備をするのであれば目的に合わせて加入することが大切です。
これは学資保険に限ったことではなく、生命保険にも言えることで、保険加入を考える際はセットで考えるのではなく、目的に合わせた保険にそれぞれ加入することを検討すると失敗しません。
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